私が荒れ狂っていた時代

私がいわゆる反抗期だった時代のお話しです。

DVだった父から母が逃げ出し、しばらく父と住んでいたものの育児放棄されて母方の親戚のいる大阪にたどり着きました。大阪で母と再会して住んだところが、霊の通り道になっているところでした。

 

母も酒を飲むと包丁を振り回すような酒乱で、小学校6年生だった私は速攻で反抗期に。

中学校から不登校になりニート、歳をごまかして働き始めてからは、男を作って遊び歩くようになりました。

 

荒れ狂っていた私の心が同調してしまったのもあるのですが、それはそれはもう賑やかな連日連夜の金縛りフェスタ。

 

うつ伏せに寝れば地面の下は魑魅魍魎のうごめく世界が見え、仰向けに眠れば私を見下ろす女性の霊が見えたり、眠るという行為が恐怖の連続で夜が本当に恐ろしかったのです。

金縛りの後に霊が見えない時は、幽体離脱をして自分の身体を天井から見下ろしていたり、閉まっている窓をすり抜け、壁を通り抜け、外を浮遊することもあり、この経験から

 

『身体と魂は別の存在、一時的に一体化しているだけのこと』

 

と確信するようになりました。

 

その頃住んでいた場所は、大坂冬の陣で徳川軍が陣地を敷いた茶臼山のすぐ近く。しかも閻魔大王を祭っている閻魔堂などもあり(あー、激戦区だったんだな)と言うことが、大人になって歴史をかじってから初めて知りました。

 

今だから解るあの場所の霊現象。

 

無くなった武士が今も陣地に戻ろうとしているのではないか?

陣地に戻っては出陣し、殺されてもまだ生きていると思い、傷ついてはまた陣地に戻る。そしてまた出陣。

それを繰り返している、いわゆる霊の通り道に位置している家だったのだと思うのです。

 

女性の霊は戦乱と略奪行為に巻き込まれたのでしょうか?

数百年経ってもさまよっている霊の通り道。思い出すのも嫌な場所です。

 

金縛り&幽体離脱フェスタに疲れ果て、宗教に救いを求めるべく様々な本を読み漁り、既存の宗教に救いが無かったため、いくつかの新興宗教に顔を出しては(こいつらバカじゃねーか?)と思い、また新たな本を求めることを繰り返した子供時代でした。

 

17歳で独り立ちして家を引っ越してから、この金縛りフェスタから逃れる事が出来ましたが、今思えばあの家に住んだことで、怖い目に遭いはしたものの、霊的な目覚めの一歩となったことに感謝しかありません。

 

私が子供の頃は、あやしげな新興宗教の本しかありませんでしたが、今はちゃんとした霊能者の本が沢山出版されています。

 

一つの宗派に縛られず色んな本を読んでみてください。盲信せずに色んなものを読んで比較してください。馬鹿げた宗教本に当たってもそれも勉強のウチ。

政治もそうですが、右左中道と節操なく読み、勉強することで、やっと比較対照が出来、そこで初めて正しい道を知るのですから。

 

生き霊とは

人に恨まれると憑くという生き霊ですが、これが憑くとやっかいなことに、そこらの動物霊とかも呼び寄せるらしく……、まあ、もめ事は起こさないに限ります。

 

オバケや妖怪を描いた絵に『ろくろ首』というものがありますが、あれが正に『生き霊』を描いたものでしょう。

 

怒ってはいけない、むやみに我慢しなければいけないという訳ではなくて、怒りには正当な怒りもあります。

正義感から来る怒りがあると、善行にも繋がり得るのですから。

怒った時に、正しい怒りかどうかを少し立ち止まって考えてみてください。

 

人を恨んだり、憎む気持ちはさっさと捨てて、次に進みませんか?

皮肉でも何でもいいんです。心の中で恨んでいる人に向けて感謝と共に祈りましょう。

 

(貴方のおかげで私は強くなれました。本当に最悪でしたが強くなれました。ありがとう、さようなら)

 

恨む気持ちを、感謝に変えて決別してください。

人を恨む時間が勿体ないですよ。

 

怒りのコントロール、私もまだまだ修行中です。

私がホテルの壁に回し蹴りをいれた訳

まだまだ私の霊的能力が鈍かった、若かりし頃のお話しです。

 

北陸地方の結構いいホテル、荷物を持って部屋まで案内して貰えるようなホテルに泊まった時のこと。

隣の部屋から時々ゴンゴンという衝撃音が聞こえてきます。

壁を蹴っているような、掃除機が壁に強くぶつかっているような音。

でも夜中なので声も聞こえません。掃除機である訳も無い。

こっちの部屋はテレビすらつけていないのに、なぜ壁を蹴られるのか?と思い、フロントに電話しました。

「お隣の部屋から凄い音で壁をたたかれています。注意して貰えませんか?」

と、お話ししたところ、隣に電話するとか、注意を促す事も一切無く、

「違うお部屋にご案内します」

と案内されました。

 

そのときの私はスーツケースの中身を広げて、整理整頓を終えたばかり。

シャワーを浴びて、さあ寝ようかと言う段階で、部屋を変わるのもうめんどくせー状態。

 

「なぜ隣の部屋を放置しておいて、被害に遭っている方に部屋を変われと負担を強いるのか?」

 

と理不尽に思い抗議しても、フロントは部屋を変われの一点張り。

私も意地になって部屋を変わらず、朝まで寝入りばなの『ズドン!』という音に一睡もせず夜を明かしました。

もう起きなければいけない5分前。私はもう我慢がならず、壁に向かって寝たままで回し蹴りを入れてしまいました。

ボッコリと破れた壁には、私のかかとサイズの穴がありました。

 

請求するなら勝手にしやがれ、クレジットカードで請求して来やがれ!!

二度と来るもんか!!とチェックアウトしてからやっと気付きました。

 

(あ!!もしかしてあれはポルターガイストって奴だったのか?)

 

なるほど、フロントも部屋変われと言い張るはずだ。

きっと隣の部屋には誰も泊まっていなかったのだろう。

無人だったら注意のしようも無いもんなーと思いつつ、フロントの従業員がポルターガイストはあのホテルで良くある出来事と思っていたのか、頭おかしい客(いや、おかしいんだけどw)の相手をテキトーにしていたのか、どちらだったのかは解らない。

 

う~ん。もしかしたら両方だったのかも。

 

普通の霊は、さまよっているか、助けを求めてくる程度で、あまり悪さはしないものですが、悪さをし始めると地縛霊や浮遊霊ではなく、いわゆる『悪霊』になるのかなと思います。

 

霊的なパワーを具現化出来る能力を得た『悪霊』には、音だけでは無く、発火現象を起こせるようになる霊もいるので注意してください。

どう注意すればいいんだよ!?とお思いでしょうが、要は一度でも火事を起こした、火元になった物件には関わらないのが一番です。